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眠れなくて夜食を食べに行くついでに図書室に寄ってみたら、ソファに座ったまま眠りこけているエミさんがいた。会えるかもしれないとは思っていたけれどまさか寝顔が見れるとは。
机には何かの資料と本の山。姿勢も座ったままだし、口がガーッと開いてるし、眠っているとというよりかは気絶しているの方が正しそうだ。
……どうしよう。私一人では運べないし、かと言って起こすのも可哀想だ。とりあえず身体を冷やさないように何か掛ける物を持ってこよう。
振り向いて扉を開いたら、その音で目を覚ましたのかエミさんの唸る声が響く。「あれ、」と響いた声は怪訝そうで、心なしかいつもより掠れている。
凝った首を横に倒してほぐして、「あ"〜」って。おじさんみたい。おじさんだけど。
……いつも、頑なに紳士的な姿しか見せないくせに。なんだか気を許してもらったみたい。勘違いしてしまいそう。
こちらに全く気が付かない様子のエミさんに『あの』と声をかけたら、「あ、あれ？Aさん？いつから……」と焦ったように姿勢を正している。
『お仕事お疲れ様です』
「わ、ありがとうございます。あの、あの〜ですね、いつからいました？私、もしかしてとんでもない醜態を晒してしまったんじゃ……」
口開いてるの、可愛かったけどな。
伝えるかどうかだいぶ迷ったけれど『大丈夫です』の一言でやめておいた。「どういう大丈夫ですか、それ」と突っ込まれてしまったけど。
あの調子じゃ働き詰めだろうし、夜食を持って行ってあげよう。
一緒に食べてもいいですかと聞いたら「もちろんです」とあの人は返してくれるだろうけれど、内心嫌がっていたりしないだろうか……。
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元青磁(プロフ) - 森。さん» ﾜ°……！？あばばばばありがとうございます(；▽；) (4月18日 20時) (
レス) id: d3f69151ea (このIDを非表示/違反報告)
森。(プロフ) - この甘すぎずさっぱりしすぎずの距離感好きです！！！ (4月18日 17時) (レス) @page20 id: 21990a494b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元青磁 | 作成日時：2024年4月9日 4時
