大凶 ページ17
今日はいつもよりも早く起きてしまった為普段見ないようなニュース番組を見ていると通知が入る
「A先輩！怪我したって本当ですか！？」
「如何して教えてくれなかったんですか！」
「今から家行ってもいいですか？」
「もうA先輩の家の前に居るで開けてもらってもいいですか？」
ピコンピコンと止まらないラインに頭を抱えていると家のインターホンが連続して鳴らされる
「A〜？後輩君来てるわよ？」
なんで開けたんだよ！！(怒)
「Aせんぱ〜い？可愛い可愛い後輩が会いに来ましたよ？早く扉開けてください」
自室の扉をドンドンとノックしてくる奴に恐怖を覚えながらも開けるとお腹に衝撃が伝わる
『う"ぐｯ』
衝撃と言っても抱きついてきた奴の重さなんですけどね。
てかこれは抱きつくとは言わんな、体当たりだわ
「A先輩、俺めっちゃ心配したんですからね？」
私の胸に頭をグリグリと押し当ててくる奴の髪の毛が顔にふさふさと当たりくすぐったい
『ごめんって』
顔に当たってくる髪をどうにかしようと頭を撫でるとガバッと起き上がってうるめで睨んでくる
「俺のこと忘れてたんですか！？」
『そんなわけ無いじゃん。ちょっと忙しかったの、ごめんね？チーノ』
「ゔぅ"〜!!」と謎の唸り声を上げながら更にグリグリと頭を擦りつけてくる
『ちのさーん。私そろそろ学校行かなきゃなんでぃすけど〜…』
ci「…先輩反省してませんよね？」
『は、反省してるよ？』
「じゃあもっと一緒に居てください」
可愛い後輩の頼みでも香を待たせちゃうからな〜…と渋っていると「彼氏でもできたんですか！？」とまた不機嫌になりだす
『ち、チーノ？私香待たせてるから…ね？離して?』
強く抱きしめてきている肩をぽんぽんと叩くとより一層強く締め上げられる
『し、しぬ。朝食べたものが全部出てくる…』
ci「吐くほど気持ち悪いなら学校休みましょ？」
嬉々として訪ねてくるチーノに怒りが貯まる
『チーノ？チーノも学校あるんでしょ？休まないでちゃんと行って、わかった？』
少し怒ってしまったがチーノは大丈夫だろうか？
不安に思っているとチーノが口を開いた
ci「…俺Aさんのいる高校に転入するんです」
『え、』
聞いてないが？
ci「俺このままだと行き方さえ分かりません」
『つまり…？』
ci「送ってください、A先輩！」
さっきまでの泣き虫はどこに行ったんだ！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 362人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
NUTS Y(プロフ) - 続きをお恵みください🙇♀️🙇♀️ (9月7日 15時) (
レス) @page25 id: f725ce1dcf (このIDを非表示/違反報告)
恋雪(プロフ) - たぴくんさん» お優しいコメント有難う御座います！精一杯頑張ります✨ (2023年2月1日 6時) (レス) @page24 id: 3f852e6f0f (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん(プロフ) - 恋雪さん» 体調に気をつけてお仕事頑張って下さいd(˙꒳˙* ) (2023年1月31日 0時) (レス) @page24 id: a26fbbfa12 (このIDを非表示/違反報告)
恋雪(プロフ) - らねいさん» コメント有難う御座います！私の画面だと立っていないのですが立ってるんですかね…？良ければ設定タグのところなど確認していただけると助かります！！ (2023年1月25日 16時) (レス) id: 3f852e6f0f (このIDを非表示/違反報告)
らねい(プロフ) - 初コメ失礼します、間違ってたら申し訳ないのですがおりふらたってるかもしれません(汗)作品の続き楽しみにしてます！ (2023年1月25日 16時) (レス) id: 2c672365af (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋雪 | 作成日時：2023年1月6日 23時
